お疲れ様です。
がくちょうです。
7月末で終了予定だった育成チーム「ACY」ですが、スプラ3の発売が9月になったので8月末まで運営を延長しました。
クローズドβという位置づけで、20名以上の方に参加いただき、練習方法や育成理論のテストを行ってきたので、本日で最終の振り返りを行います。
30代以上のスプラトゥーンプレイヤーにとっての理想的なゲームキャリアについて
まず、今回のテストで一番私にとって曖昧だった部分を、明確にしたいと思います。
簡単に言うと私は、「そもそも30代を超えた高齢のスプラトゥーンプレイヤーが、どのようにスポーツとしてスプラトゥーンに向き合うべきか」という点について、自分自身の考えが固まっていませんでした。
その点について、この5か月の経験を経てようやく決断ができたのが、個人的には最も大きな進展です。
2つに分かれるのですが、
- ゲーム上に用意された最高ランク(カンスト)までは、ソロマッチでランクを上げることを目的に個人練習を中心に取り組む
- 最高ランクに到達後は、世代別大会の優勝を目的にチーム練習を中心に取り組む
という2つです。
これは言い換えると、
- ソロマッチで世界ランキングなどを目指さない(ソロ戦のランキング上げを基本的には放棄する)
- チーム戦でもメインの土俵を同世代大会とし、同世代での世界1を目指す
という感じになります。
この方針に沿って、今後の展開としては
- 個人でカンストを目指す人のための「ソロマッチ攻略支援」
- カンスト後に世代別大会優勝に主軸を置いた人のための「チーム戦支援」
の2つに分けて、支援を展開します。
カンスト後に個人ランキングを追いかける人は、支援対象から外すという決断をしました。
30代を超えた高齢プレイヤーにとって、ソロ戦の個人ランキングは「戦うべき土俵ではない」と明確に判断したからです。
スプラ2で言えば、
- ウデマエXに到達したい人のガチマッチ攻略を支援する
- ウデマエXの人にはチームでの世代別大会の優勝を支援する
- ウデマエX未満の人には、大会出場は指向させない
- ウデマエX以上の人には、リグマ、ガチマともに「世界ランキングでパワーを盛る」ことを指向させない
- ウデマエX未満の人と、ウデマエX以上の人の支援場所と支援内容を明確に分離する
という感じになります。
「カンスト前とカンスト後で、支援内容や目的の指向性を分けるべきだ」「カンスト後は、高齢プレイヤーは大会だけにフォーカスさせる方が良い」というのが、今回のテストで決断できた事項の1つ目でした。
育成理論の成熟と実証について
次に、育成理論についての振り返りです。
正直に言うと、育成理論はまだまだ未成熟でした。
育成理論にはいくつかの段階がありますが、ACYスタート時点で、少なくとも私自身は
- ガチエリアとはどういう構造や仕組みになっていて
- 何をどうすれば勝率が上がるのか
などについて、ある程度の言語化は終了しているつもりでした。
しかし、これは育成理論としては最初のステップで、ここから実際にそれを伝えてみたり、実践してもらったりする中で
- 伝わりづらい部分
- 逆効果になってしまう部分
- 実践しづらい部分
- ケースバイケースの部分
などを精査し、汎用性や最適な抽象度を探していく必要があります。
その点で、5か月間の中で可能な限りで汎用化や抽象化を行いましたが、まだまだ育成理論としては未成熟だったと言わざるを得ません。
そのため、今後は
カンストを目指しているプレイヤーに、個別指導の形態で支援を行うことで、育成理論の成熟と実証を目指す
という事を方針として決定しました。
少人数制にして、丁寧なサンプリングで育成理論の構築と成熟化を実現していき、プレイヤーの育成実績を積み重ねることで実証していきます。
そして、その工程をコンテンツ化していくことで、メディア事業を中心にマネタイズを行います。
スケジュールの調整方向
展開のスケジュールですが
- 9月:3の発売。自身でもプレイ開始。SEOに特化したメディアの基礎を構築完了を目指す。
- 10月:自身でカンスト完了。育成理論のver.3.1.0を作成。同時に育成理論の成熟を目指して個別指導を開始。
- 3月まで:メディア構築と育成理論のバージョンアップを実行。
- 4月:明確な育成理論をベースに、集団育成モデルの再構築に挑戦する。
という形に修正します。
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