最初に詳しくはこちらをしっかり読んでください。
上記の記事内容を読んでいる前提で、スプラが上達するワークの部分だけ具体的な事例と一緒に公開します。
ステップ1:専用サーバーを用意しましょう
ステージや武器、ルールの組み合わせなどが多いので、discordで専用サーバーを用意するのがお勧めです。
そこにルールとステージの一覧を作って、まとめていきましょう。
ステップ2:取り組むルールを1つに絞る
ガチマッチは4種類もあり、それぞれが全く違う立ち回りを必要とします。
そのため、4種類を全部同時に上達するのは逆に効率が悪くなります。
そこで、まずは上達したいルールを1つだけに絞ってください。そうすると他のルールでも圧倒的に早くウデマエが伸びていきます。
例えば、ガチヤグラだけ集中的に練習することで、
ガチヤグラ:ウデマエX
残りの3つ:S帯
という状況にできたとします。
すると、ガチヤグラで既に「ウデマエX帯の人のキャラコン」に慣れている状態になるので、残りのルールは自然とキルレシオが良くなり、立ち回りを覚えるだけで簡単に伸びるようになります。
立ち回りは記憶や勉強、個人練習で伸びやすいのですが、キャラコンは「普段からどんな相手と撃ち合っているか」というのが重要になります。
そのため、ルールを1つに絞って1点突破することで、キャラコンの基準値を上げるという方法が効率的になるのです。
ステップ3:使用する武器を1つに絞って20万ポイント塗る
次に、1つの武器に絞って20万塗りポイントまでナワバリバトルをして塗りましょう。そして、サーバーに画像を貼り付けます。下記のような画像です。
基本的に、上達を目指す場合には
1つの武器×1つのルール
に絞りましょう。
武器が変わると立ち回りも全く違ってくるので、複数武器を同時並行して使うのは効率が悪くなります。
ステップ4:立ち回り画像を作成する
これは、下記のような画像を作成しましょう。
攻撃時と防衛時は別資料で作成しましょう。
イメージできない人は、同じ武器を持っている人の創った資料を参考にさせてもらったり、チェックしてもらうと良いと思います。
画像を創ったら、専用サーバーに張り付けましょう。
こんな感じ▼
私が運営するアタリメ団というチームの中では、相互添削や練習会なども行っています。
ステップ5:散歩イメトレ動画を撮影する
次に、散歩やプラベを使って、画像化したとおりに1人で動いている動画を撮影しましょう。
画像を創っただけでは「頭で分かっているだけ」で、それだけだと体は全然思ったように動きません。やってみたら分かります。
なので、画像を頭の中にイメージしながら散歩を繰り返すことで、「スムーズに画像通りの動きができる」という状態にする必要があります。
滑らかにスムーズに、作成した画像通りに説明しながら動けている散歩動画が収録できたらOKです。
収録した動画はyoutubeにアップ(限定公開)などして、URLを専用サーバーに張っておきます。
こんな感じです▼
ステップ6:実戦勝ちパターン動画を収録する
散歩イメトレ動画が撮れたら、次は実戦です。
ここでは、散歩イメトレ動画でイメージした通りに実戦で動くのを意識します。
そして、実際にほぼイメージしていた通りに勝てた動画が撮れたら終了。
専用サーバーに動画を貼り付けます。
こんな感じ▼
この段階で、あまりにうまくイメージ通りに勝てなかったら、イメージを見直す必要があります。
その場合は、同武器使いの人などに手伝ってもらって、画像の修正と散歩イメトレ動画の再収録を行ってから、再度ステップ6に取り組みましょう。
このステップ6までを、当月のステージ8つ分を作ってからガチマッチを行うだけで、試合前に勝ちパターンのイメージを自分の中に持てるようになります。
これだけでもかなり勝率が上がるはずです。
一人で孤独にスプラトゥーンを頑張っている方は、当然ですが同じ武器使いと知り合いになったり、上手い人の意見をもらえる環境の方がお勧めです。
私が運営するアタリメ団でも、メンバー同士でお互いに教えあったり成長する機会が多いのでウデマエが上がりやすい傾向にあります。
一人で頑張っている方は、是非チームへの所属なども検討すると良いと思います。
ステップ7:ガチマッチで理想の試合を目指す
ステップ6の「実戦勝ちパターン動画」を収録できたステージは、その後は普通にガチマッチに潜っていきます。
ただし、ガチマッチに潜る際の目的を「勝つ」ではなく、「理想的な動画を収録する」のをゴールに設定します。
勝つことを目的にしてしまうと、自分のプレイや動きだけに集中できずに、編成や味方のプレイに文句を言ってしまいがちです。
そうなると、精神的にも悪いスパイラルが回り始めてしまいます。
なので、「実戦勝ちパターン動画をより理想的で美しい試合に更新する」というのを目的に設定してください。そのために、必ず全試合を収録します。
「完璧に美しい試合を収録する」というのを目的にして試合をすると、「どこが美しくなかったか」という視点で自分のプレイに集中して振り返りができます。
もちろん、実際に「美しい立ち回りの試合」が撮れたら、それを専用サーバーに貼り付けて、試合前のイメージ作りに使います。
素晴らしいプレイを頭に焼き付けるのはスポーツの上達において最も重要だと言えます。そのための素材を集めるためにガチマッチに潜るという意識だと、ストレスが少なくなり、結果として上達も早くなります。
ステップ8:負け試合を振り返って分析する
ステップ7に取り組む過程で、当然ながら負ける試合も出てくると思います。
次のガチマッチに潜るまでに、必ずそれらの負け試合をチェックし、分析を行います。
そして、改善点を
- 立ち回りの修正
- キャラコンの上達
の2つに分類して書き出します。
例えば
- 初動で味方が2人やられて人数不利になってしまった場合⇒自分が先に敵を1人倒したり、味方がやられる前にプレッシャーをかけたりカバーを入れたりすればその状況にならなかったはずなので、初動のポジションや動き方などの立ち回りを修正する必要がある
- 重要な防衛位置に敵に入られてしまい、そのまま押し込まれてしまった場合⇒味方に頼らずに自分がその防衛位置を死守するべきだったので、立ち回りを修正する必要がある
- 有利ポジションのはずなのに、対面で2回連続で負けてしまってから流れを相手に持っていかれた場合⇒対面力が上がれば撃ち勝てたはずなので、キャラコン上達が必要である
などのように、改善点を分類します。
これらの改善点メモは、専用サーバーにステージごとに書き残していきましょう。
こんな感じ▼
誰かと一緒にやろう!
負け試合のチェックや敗因分析は、
- そもそも一人だとやるのが面倒だ
- そもそも自分では上手く敗因分析できない
などの問題が発生しやすい領域です。
そこで、同武器を使用している人とペアになったりグループになったりして、定期的に振り返りをする時間を取ったり、敗因分析を一緒にやったりするのがお勧めです。
アタリメ団のメンバーにもそういった協働した取り組みを推奨しています。
ステップ9:立ち回りの修正を反映させる
立ち回りの修正がある場合は、それを資料に反映させていきます。
大幅な変更がある場合
例えば、ポジション自体に変更が必要だったりする場合は、立ち回り画像もそれに合わせて変更して作り直します。
- 強いと思っていた初動ポジションだが、それよりも強いポジションを発見した
- 第一関門の防衛が予想より厳しくなりやすいので、違う場所から防衛することにした
など、当然ですが実戦を重ねる中で予想と違う立ち回りが見えてくることは多いです。
その場合、頭の中のイメージごと変更する必要があるので、ステップ4の立ち回り画像から作り直します。
もちろん、それに合わせて散歩イメトレ動画も撮り直します。
小さな調整が必要な場合
例えば、ポジション自体は変更は必要ないが、特定の条件がある場合や、状況に合わせて動きを少しだけ変える必要がある場合などです。
- 初動ポジションはほとんどの場合は強いが、特定の武器が正面に来た場合だけは撃ち負ける可能性が高くなる
- 味方が予想と大幅に違う場所に行ってしまった場合に、自分だけポジションが浮いてデスする可能性が高くなる
などの場合です。
その場合は、立ち回り画像自体は変更せずに、画像の上にメモで情報を足していきます。
こんな感じ▼
これで、次回からは改善点を織り込んだ立ち回りを事前にイメージしてから潜れるようになってきます。
メモはどんどん増えていきますので、その場合は「イメージに既に反映できた」ものから消していきます。
大切なのは勝つことではなく、同じ失敗をしないこと。
つまり「毎日少しずつ良くなっていくこと」です。
このワークは「良くなっていくための仕組み」だと考えてください。
ステップ10:キャラコンの上達が必要な場合は基本ルールを修正する
ステップ8の分析でキャラコンの上達が必要だと判断した場合は、基本ルールの修正を行います。
基本ルールは、そもそもの練習メニューや取り組み方についてのルール設定です。
専用サーバーに「基本ルール」というチャンネルを作り、そこにルールを書き込んでいきます。
こんな感じ▼
ルールをどのように設定するかは自由ですが、例えば
- ガチマッチに潜る前にナワバリバトルで●●を達成しなくてはいけない
- 毎日15分試し打ちで●●をしなくてはいけない
などの基礎練習メニューをルールとして追加するなどがあり得ます。
どういった改善点があるから、どんなルールを追加する方が良いか?という部分に関しては、仲間と一緒に考えたり、情報を共有して効果的なルールを探していくのがお勧めです。
そのためにも、1人ではなく誰かと一緒に取り組むのを推奨します。
まとめ
全体を整理すると、
まずは1ルール1武器に絞り、ステップ1~6までを全ステージ分終わらせる
というのが最初に目指すゴールになります。
そして、ステップ6まで終わったステージに関しては
ステップ7~10を繰り返していく
という方法で、立ち回りとキャラコンを確実に1歩ずつ改善していきます。
分かると思いますが、このワークはビジネスでは必須と言われている
PDCA(plan do check action)サイクル
に基づいて設計されています。
ステップ1~6までが「理想的なゲームプランをイメージする」という意味で、Pに該当します。
ステップ7でDを行い、ステップ8でCを、ステップ9~10でAを行うという流れです。
もしあなたがガチマッチをひたすらやっているだけなら、それはビジネスの世界では最もダメだと言われている
DDDD (do do do do)
という状態になっています。
- 何が悪かったか自分で分からない
- どうすればうまくなるか分からない
- 行き詰まりを感じる
などの気持ちを抱えているなら、本ワークに取り組んでみてください。
加えて、本ワークは
- 素早く理想的なイメージ創りができるか(ステップ6まで)
- ちゃんと面倒な分析や改善点の洗い出しをやれるか(ステップ8)
- 効果的な振り返りやルールを創れるか(ステップ9~10)
という感じで、圧倒的に「誰かと一緒にやった方が効果が高い」という設計になっています。
アタリメ団のメンバーには是非、これらのワークをメンバー同士で一緒に行うような動きやプロジェクトを期待します。
もし、あなたが真剣にスプラトゥーンを上手くなりたいのに、仲間や環境が無いという場合は、是非アタリメ団への加入を検討してみてください。(ただし、あくまでメンバー間での任意で活動しているチームであることはご了承ください)
コメント