世界一詳しい解説シリーズです。
今回は「ガチエリアの最強武器ランキング」というテーマで解説していきます。
評価基準:エリアの勝ち筋を作れる力があるか
スプラトゥーンでは全てのルールに「こうやったら勝ちやすい」という勝ち筋というものが存在します。
ガチエリアの勝ち筋について紹介した解説はこちらの記事を先にご覧ください▼
簡単にまとめると、ガチエリアは
- 先に人数有利を作った方がエリアを確保できる
- エリアとその周辺という狭い範囲で人数有利を狙い合うルールである
という風に表現できます。
そして、その「狭い範囲で先に人数有利を作る」ために
- アサシン
- タンク
- サポート
- ダメージ
という大きく4つの役割が重要だという事も説明しました。
そこで、今回はこれら4つの役割に準じた形で、武器を評価していきます。
6つの評価基準値を設定
上記を元にして、まず最初に
ガチエリアで強い要素
に関して6つの評価基準値を設定します。
- 瞬間塗り力
- 塗り継続力
- 一方的にダメージを与える力(ダメージロール)
- 体力を活かしてヘイトを集める力(タンクフランカーロール)
- 機動力を活かしてキルを獲る力(アサシンロール)
- 味方を強化し敵を弱体化する力(サポートロール)
こちらの6つについて、先に解説をしていきます。
評価基準値1:瞬間塗り力
1つ目は、瞬間塗り力です。
瞬間塗り力は、言い換えると「特定のエリアを素早くキレイに塗り切る力」です。
ガチエリアは「指定エリアを塗り切らないと、カウントが進み始めない」というルールなので、狭い範囲を「塗り切るスピード」が重要になってきます。
特に、打開のシーンでは「一度塗り切ることで、相手にペナルティをつけられる」という仕様があるため、この「瞬間塗り力」がないと、せっかく人数有利を作っても相手に塗り返されてしまってペナルティをつけられないことがあります。
武器の中には、「持続的に塗るのは得意だが、瞬間塗り力は弱い」という性質のものもあります。
例えば「ジェットスイーパー」や「炭酸ボム」などがそれに該当します。これらは継続的に広範囲を塗るのには優れていますが、瞬間的にガチエリアを確保するのが苦手で、塗り合いになるとエリアを確保できないシーンが多いです。
瞬間塗り力は「攻撃を開始するために必要な力」なので、例えば
- ガチホコの「ホコバリアを割る力」
- ガチヤグラの「ヤグラに乗り続ける力」
- ガチアサリの「アサリを集める力」
などに類似しています。
評価基準値2:塗り継続力
2つ目は、塗り継続力です。
塗り継続力は言い換えると、お互いにガチエリアを塗り合う展開になった時に、持続的に塗りを続けられる力です。
瞬間塗り力が瞬発力なら、塗り継続力は持久力と言えるでしょう。
ステージの構造や試合の展開によっては、お互いに「ガチエリアをひたすら塗り合って確保を競う」というシーンがあります。
もしくは、「最後に1回だけ確保すれば逆転できる」などのシーンもあり得ます。
その際に、塗り継続力が高い武器がいると、相手のスタミナが切れるまで無限に塗り返すことができ、強引にエリアを確保できます。
代表的な武器はわかばシューターですね。
わかばシューターは瞬間塗り力も塗り継続力も高い、陸上で言えば短距離走もマラソンもダントツ1位のような選手です。
敵にわかばシューターがいる場合は、塗り合いになると圧倒的に不利なので、優先してキルを狙っていくなどの対応が必要になります。
「塗り」はオブジェクトに直接関与する力
瞬間塗り力と塗り継続力は、ガチエリアで「そもそもカウントを進めるために必須の力」です。
ホコを持ったり、ヤグラに乗ったりするのを「オブジェクトに関与する」という風に表現しますが、ガチエリアの「オブジェクトに直接関与する力」がまさに
- 瞬間塗り力
- 塗り継続力
の2つだと言っていいでしょう。
ですが、スプラトゥーンでオブジェクトを進める方法は「直接関与する」だけではありません。
ここからは、ガチエリアでオブジェクトに「間接的に関与する力」について紹介していきます。
評価基準値3:一方的にダメージを与える力
3つ目の評価基準値は、「一方的にダメージを与える力」です。
こちらは、4つの役割のうち
ダメージロール
に特に必要とされる力です。
ガチエリアは基本的には「塗り合う」というルールなのですが、
- 基本的に狭い範囲だけで集団戦を行う
- 人数という最大の資源を無くすと基本的に塗り勝てない
という性質上、「先に人数有利を作る」ことが勝ち筋になっています。
そして、集団戦において先に人数有利を作るために重要な力のうちの1つが、この「一方的にダメージを与える力」です。
一方的にダメージを与える力は、言い換えると「自分がデスするリスクを限りなくゼロにしつつ、敵のHPを削れる力」です。
代表的なのはチャージャーやその他長射程の武器ですね。
例えば、
チョウザメ造船のガチエリアで、味方のチャージャーが高台から敵をパンパン抜いていき、打開しようとする敵も1人でスパスパ狙撃して倒してくれたので、何もしないうちに勝ってしまった
なんていう状況が代表的シーンです。
これらの後衛武器は、射程を活かして安全に遠くから敵を削れるため、必然的に「敵チームとのHP差=人数差」を作りやすい性質を持っています。
重要なのは「一方的」であるところです。
相打ちになってしまっては人数の「差」が生まれませんので、いかに「自分は安全に、一方的にダメージを与えられるか」というところが評価ポイントになります。
評価基準値4:体力を活かしてヘイトを集める力
4つ目は、「体力を活かしてヘイトを集める力」です。
これも、集団戦において先に人数有利を作るために重要な力のうちの1つになります。
こちらは、4つの役割のうち
タンクロール
に特に必要とされる力です。
ヘイトというのは、
- 敵の視線
- 敵の集中力
- 敵の人数
- 敵のインクやスペシャル
などで、総称すれば「敵の資源(リソース)」という事になります。
代表的なのはキャンピングシェルターなどの武器です。
例えば、
キャンピングシェルターがパージを流して敵の注目を集め、インクを吸ってくれているうちに、味方がエリアを確保。さらに前線で目立ちに目立っているキャンピングシェルターを倒そうと必死になって視野が狭くなった敵を、味方のチャージャーが遠くから狙撃して人数有利を作った
などのシーンが該当します。
集団で戦いながら資源を削り合うガチエリアというルールでは、このように「敵の資源を一カ所に集めて無駄に浪費させる」という役割がいることで、残りの味方が圧倒的に仕事をしやすくなります。
ある意味、つぶれ役と言っていいでしょう。
評価基準値5:機動力を活かしてキルを獲る力
5つ目は、機動力を活かしてキルを獲る力。
これも、集団戦において先に人数有利を作るために重要な力のうちの1つになります。
こちらは、4つの役割のうち
アサシンロール
に特に必要とされる力です。
この力が強い武器は、ガチエリア周辺を動き回って戦闘中の味方の援護に駆けつけて、局所的人数有利を何度も創っていくことができます。
狭い範囲で戦い続けるガチエリアというルールは、上記のような「カバー」という動きが活きやすく、この機動力を活かしてキルを獲る力は非常に重要です。
この力が強い武器は、例えば
- 後衛が遠くから削った敵を、迅速に追いかけてラストヒットを取る
- キャンピングシェルターを倒そうとして集まっている敵を、後ろから襲撃する
などの役割が適任です。
評価基準値6:味方を強化し敵を弱体化する力
6つ目は、味方を強化し敵を弱体化する力。
これも、集団戦において先に人数有利を作るために重要な力のうちの1つになります。
こちらは、4つの役割のうち
サポートロール
に特に必要とされる力です。
代表的なのは「インクアーマー」や「マルチミサイル」です。
これらのスペシャルは、味方全体を一気に体力強化したり、敵全員の位置を割り出して行動制限しつつダメージを入れる効果があります。
狭い範囲で全員が激しく撃ち合っているガチエリアでは、このように「全体を一気に強化したり弱体化したりできる」という性質が活きやすくなります。
- 敵と撃ち合いになっていて、お互いに「あと1発で倒せる」というシーンで、味方がインクアーマーで自分の体力を強化してくれた
- 敵と撃ち合いになって、ぎりぎりの戦いになっている時に味方がマルチミサイルを使ってくれたのでそれに乗じて一気に敵を追い込めた
などが象徴的なシーンです。
他にも、ポイントセンサーやトーピード、トラップなども敵位置を知らせる効果があるので「敵の弱体化(デバフ)」効果があります。
逆に、味方強化(バフ)ができるのはスプラトゥーン2ではインクアーマーだけです。
各武器のパラメータを分解評価!これがガチエリア最強武器だ!
では上記の6つの要素を踏まえて、ここからは各武器のそれぞれのパラメータを評価していき、
- この武器はガチエリアで強い要素をどれくらい持っているか?
- この武器のパラメータから考えて、どのような立ち回りが強みを発揮しやすいか?
などを武器ごとに全網羅していきたいと思います。
ステージを3パターンに分類!それぞれ違う武器が強い!
最強武器を決める前に、ガチエリアのステージには3つのパターンが存在していることを説明します。
なぜこれが重要かと言うと、これら3パターンのステージで、それぞれ「強い武器が違う」からです。
まずパターンAの説明です。
ガチエリアステージ:パターンA(A字構造)
パターンAは、一言で特徴を言うと
「明確な狙撃ポイントが無い」
というステージです。
このパターンAは3つしかなく、
- バッテラストリート
- 海女美術大学
- Bバスパーク
の3つになります。
「狙撃ポイント」とは、
ガチエリアを塗るための領域=サイドゾーンをすべて狙撃可能な地点
を指します。
例えば下記はBバスパークのマップです。
敵のサイドゾーン=エリアを塗るためのポジションは紫で囲ったあたりです。
黄色の数字①②③あたりから、赤い矢印の方向に敵はエリアを塗ってくる形になりますが、この三カ所を同時に狙撃できる明確なポジションが存在しません。
理由は簡単で、中央に高いタワーが存在しているせいで「射線が遮られる」という特徴があるからです。
このように、中央が最も高い地形になっている構造を「A字構造」と呼び、
- バッテラストリートの橋の上
- 海女美術大学の中央タワー
- Bバスパークの中央タワー
の3つがこれに該当しています。
これらのステージでは、
- 後方から敵を狙撃し続けるという行為がしづらい
- タンクロールがヘイトを集めてもダメージロールにうまく狙撃してもらえない
という特徴があるため、
- 一方的にダメージを与える力
- 体力を活かしてヘイトを集める力
の2つの力を発揮しづらくなります。
キャンピングシェルターやチャージャーなどは明確に弱いと言っていいでしょう。
逆に、左右に分断された状態でそれぞれ個々が戦うシーンが増えるため、
- 機動力があると縦横無尽に味方のカバーに駆けつけられる
- カバーが無い状態で戦闘に打ち勝つためにバフやデバフが有効に働く
という特徴があります。
そのため、
- 機動力を活かしてキルを獲る力
- 味方を強化し敵を弱体化する力
の2つは発揮しやすくなります。
アサシンサポート系の武器が活躍しやすいステージパターンで、高低差のある戦闘も増えるため、曲射の強い武器は特に性能を発揮しやすいでしょう。
ガチエリアステージ:パターンB(M字構造)
パターンBは、ひとことで言うと
狙撃ポイントがあり、サイドゾーンの視野が取りやすい
というステージです。
代表的なステージがアロワナモールをイメージしてください。
下記がアロワナモールのステージマップです。
エリアを塗るためのサイドゾーンは紫で囲った領域で、基本的に黄色い文字の①②③のあたりから、赤い矢印の方向にインクを飛ばしてエリアを塗る形になります。
この陣形だと、①②③の射線が重なっており、お互いに視野を確保して味方の位置や戦闘状況を把握しやすくなります。
さらに、①②③の三カ所すべてを高台から狙撃が可能なので、「狙撃ポイント」も明確に存在しています。
このように中央のエリアが低くなっており、周辺に高台の狙撃ポイントが存在する構造をM字構造と呼びます。
味方同士の連携がしやすく、射線も通っているため
- 一方的にダメージを与える力
- 体力を活かしてヘイトを集める力
の2つが非常に発揮しやすいです。
逆に、狙撃される可能性が高く、後ろに逃げ切られやすいので
- 機動力を活かしてキルを獲る力
- 味方を強化し敵を弱体化する力
の2つは少し発揮する場所やタイミングが限られます。
タンクやダメージ系の武器が活躍しやすいステージパターンで、平面で撃ち合い、射程でカバーし合うような戦闘が増えるため、ダメージ量の高い長射程武器や、味方のカバーを待てる体力のある武器は特に性能を発揮しやすいです。
パターンBは最も多く存在し、
- コンブトラック
- マンタマリア号
- モズク農園
- エンガワ河川敷
- ハコフグ倉庫
- タチウオパーキング
- デボン海洋博物館
- アロワナモール
- アジフライスタジアム
- ショッツル鉱山
- モンガラキャンプ場
- ホッケふ頭
- スメーシーワールド
- ホテルニューオートロ
- アンチョビットゲームズ
- ムツゴ楼
の16ステージが該当します。
ガチエリアが「長射程ゲーム」と呼ばれるのは、このパターンBのステージ構造が圧倒的に多いからです。
ガチエリアステージ:パターンC(MA構造)
パターンCは、ひとことで言うと
狙撃ポイントがあるが、サイドゾーンの視野が取りづらい
というステージです。
パターンBの亜種のような存在ですね。
代表的なステージはフジツボスポーツクラブをイメージしてください。
上記はフジツボスポーツクラブのマップです。
敵がガチエリアを塗るためのサイドゾーンは紫で囲ったあたり。
基本的には①②③あたりからエリアを塗ろうとします。
そこに対して、赤く塗った場所がこちらの狙撃ポイントです。見て分かる通り、
射線は通るので頭を出せばダメージを入れられるが、凹凸で隠れていて視認はできない
という状態です。
さらに、①と③のあたりはお互いに視認しづらく、山の向こうで何が起こっているのか非常に分かりづらい状況になっています。
横から見るとM字構造なのですが、
縦から見るとA字構造になっているステージ構造で、
ステージの両サイドに低くて長射程が手が出せない死角ゾーンがあります。
このようなステージ構造を「MA構造」と呼び、左右に分断されるため、長射程以外の武器種はお互いに敵の位置も味方の位置も見失いやすく、カバーがしづらくなります。
そのため、パターンBのような
タンクフランカーがヘイトを集めて、ダメージやアサシンがキルを獲る
という戦略が使いづらくなり、
- 体力を活かしてヘイトを集める力
は発揮しづらくなります。
逆に、索敵さえできれば遠距離からダメージを入れやすいため、
- 味方を強化し敵を弱体化する力
と、
- 一方的にダメージを与える力
は有効に働きます。
ダメージとサポートのロールが活躍しやすいステージパターンです。逆に、アサシンロールは位置バレせずに暗躍できるか?が肝で、タンクロールは割り切って敵陣まで深く入っていく技量が必要になります。
パターンCは
- フジツボスポーツクラブ
- ガンガゼ野外音楽堂
- チョウザメ造船
- ザトウマーケット
の4ステージが該当します。
がくちょうの個人的お勧め!ガチエリア最強武器
さて、ガチエリアの3つのステージパターンを解説したところで、次はがくちょうの個人的なお勧め武器を紹介します。
がくちょう愛用!パターンAのお勧め武器!
パターンAは
- バッテラストリート
- 海女美術大学
- Bバスパーク
の3つです。
中央の高いA字構造で、塗り面積も広くある程度塗り合いになりますが、他ステージに比べると長射程を活かしづらい構造です。
これらのステージでは、
- 機動力を活かしてキルを獲る力
- 味方を強化し敵を弱体化する力
の2つを重視しています。
第一位:デュアルスイーパー
▶機動力を活かしてキルを獲る力
星5.0
マニューバー系統の中で唯一、スライド後になぜか硬直(動けなくなる時間)が発生しないという神に許されし名器。基本的に地面をインクで塗らないと進んでいけないというゲーム性の中で、敵インクに突っ込むのも帰ってくるのも気分次第で可能という圧倒的な機動力を持つ。それだけでもヘイトを集めがちだった武器が、メイン性能というギアの登場でキルスピードまでトップランクになってしまい、誰もが認めるぶっ壊れ武器になってしまった。機動力を活かしてキルを獲るという性能でこの武器の右に出る存在は今のところ無し。
▶味方を強化し敵を弱体化する力
星4.5
サブウェポンは索敵能力に特化したポイントセンサー。左右に分断されて敵を見失いがちなA字構造のステージでは、怪しい場所に投げているだけで敵の位置を丸裸にできる。さらにスペシャルも索敵能力と敵を強制誘導できるマルチミサイルというサポート性能抜群のセット。自分で敵を見失ったら索敵用に使うこともできるし、マルチミサイルを使って動いた先に瞬時に移動してキルを狙うこともできる。分断されて戦う遠くの味方をマルチミサイルで援護することも可能と、トップクラスのサポート性能を持っている。
▶一方的にダメージを与える力
星4.0
地面の塗り状況を無視したスライドによる詰めと逃げの選択肢を持つ上に、中距離シュータークラスの射程とメイン性能によるキルスピードが合わさり、射程が自分と同じかそれ以下の武器に対してはほとんど一方的なダメージ性能を持っていると言える。対面すると短射程シューターは悲しい気分を味わうことになる。
▶体力を活かしてヘイトを集める力
星4.0
流石にこれだけ他の性能が高いなら、ヘイトを集める力は弱いだろう・・・と思ったあなたは甘い。前述したとおり、この武器はスライド武器の中で唯一「スライド後の硬直が無い」という神に許された謎の性能を持っている。そして、その性能を悪用(?)して生み出されたのが「ジャンプキャンセル」と呼ばれる技術。これは「スライド直後にジャンプを挟むことで、高速移動とジャンプを連続して繰り返せる」というまるでバグのようなチート技で、これによって敵の射撃をスライドとジャンプで無限に避けまくれるという奇跡のような性能が追加されてしまった。いつでも逃げれる機動力と、その気になったら一瞬で敵を倒せるキルスピードに、瞬間移動のようなヘイト技も併せ持った神殺しの武器である。
▶瞬間塗り力
星3.0
さすがに塗り力はそこまで高くはない。しかし、低くもない・・・。
▶塗り継続力
星2.5
あまりに能力値が高すぎて、スプラプレイヤーの9割以上から反感を買った結果として、運営に「すんごくインク効率悪くしちゃう」というペナルティを与えられた結果、塗り継続力はかなり低くなってしまった。逆に言えば、この部分くらいしかマイナスポイントが無い。
▶総評
ガチエリアで重要な4つのロール。そのそれぞれに必要な力を4つとも高水準で持っているぶっ壊れ武器。機動力、サポート、ダメージ性能にヘイト。全部ひとりでこなせるキングオブ優等生。運営に許されすぎていて、「何かあったのか?」と疑いたくなるレベル。
キルは獲りたいけど、できるだけ死にたくない!でも一方的に殴ったり理不尽に敵を苦しめたい!というがくちょうの歪んだ性格にドンピシャりな一品。
がくちょう愛用!パターンBのお勧め武器!
パターンBは
- コンブトラック
- マンタマリア号
- モズク農園
- エンガワ河川敷
- ハコフグ倉庫
- タチウオパーキング
- デボン海洋博物館
- アロワナモール
- アジフライスタジアム
- ショッツル鉱山
- モンガラキャンプ場
- ホッケふ頭
- スメーシーワールド
- ホテルニューオートロ
- アンチョビットゲームズ
- ムツゴ楼
の16個です。
中央が低くて周辺に高台があるM字構造で、圧倒的に長射程が活きやすくなります。射程を活かしてダメージを入れるダメージロールが重要で、うまい後衛がいると試合を一人で動かせるレベル。逆に、敵のダメージロールを潰すためのタンクフランカーも同じくらい重要になってきます。
これらのステージでは、
- 一方的にダメージを与える力
- 体力を活かしてヘイトを集める力
の2つを重視しています。
第一位:パラシェルターソレーラ
▶一方的にダメージを与える力
星4.5
基本的にダメージロールは「射程を活かして遠くから狙撃することで、一方的にダメージを与える」という意味合いだが、パラシェルターだけは「傘で自分を守りながら、一方的にダメージを与える」というチート行為が許されているスプラ7不思議の1つ。シェルター系統はキャンピングシェルターとスパイガジェットも存在するが、キャンピングシェルターはタンクに特化しておりダメージ性能は低く、スパイガジェットは装甲が低いためアサシン寄りになる中で、500という傘の体力と1発81ダメージという火力でまさかの両立を果たしている化け物武器。狙撃以外の方法でダメージロールがこなせる唯一無二の存在。
▶体力を活かしてヘイトを集める力
星4.5
キャンピングシェルターには劣るものの、その存在感とヘイト集めは圧倒的なタンク性能を持っている。特にシューター系統にはダメージ減衰という謎効果のお陰で、2人を相手にしても打ち勝ててしまうレベル。もはや存在自体がスプラ界全体でヘイトを集めていると言える。ただし、チャージャーやボムには1発で傘を壊されてしまうので注意が必要。とりあえずパージを流しておけば良いキャンピングシェルターと違って、戦う相手と場所を見極めつつ、駆け引きに勝たないとタンク性能を発揮できない玄人向けの武器。
▶機動力を活かしてキルを獲る力
星3.0
機動力は高くなく、連射速度や高台への移動などもイマイチの性能。縦横無尽に駆け回るというよりは、味方の壁になってあげたり、ヘイトを集めて味方のカバーを待つという役割になる。アサシンやダメージロールがカバーに来てくれなかったら囲まれてボコられてしまうので、常に味方の近くで戦うのを心がけるべし。
▶味方を強化し敵を弱体化する力
星3.0
遠方から味方を強化することはできないが、サブがロボットボムなので一定の索敵効果は保有している。味方がやられそうな時に近くにいれば、傘で守ってあげられるので、間接的に味方を強化できる側面もある。
▶瞬間塗り力
星4.0
スペシャルがスプラッシュボムピッチャーなので、瞬間塗り性能は低くはない。だが、キューバンボムピッチャーと違って意外とエリアを塗り切れないシーンが多いため、単体での打開は難易度が高い。ただ、メインもある程度塗り性能が高いため、瞬間塗り力は総じて高めと言える。スプラッシュボムピッチャーはキャンピングシェルターやバブル対策でも使える。
▶塗り継続力
星2.5
インク効率は弱体化をうけて極めて悪くなっている。初心者はインク系のギアが必須で、むやみにサブを投げると一瞬でインクが枯渇するので注意が必要。塗り合いになったら、塗りで参加するよりは「敵の塗りが強い武器を倒す」という思考の方が強みと合っている。
▶総評
圧倒的な性能と引き換えに、きわめて難易度が高いという超玄人向けの武器。使えたら強いのになぁ~と言いながら使えない人が多いため、逆に使える人はヘイトを集めがち。基本は味方と一緒に行動することで、傘でダメージを防ぎつつ味方にカバーキルを獲ってもらうタンク役だが、対シューターやスピナーなら減衰効果を活かして自分でキルが獲れる上に、スペシャルのボムピッチャーが破壊力があるので1人で3連続キルなども可能。チャージャーはダメージロール、キャンピングシェルターはタンクロール、と住み分けが行われる中、練度次第で1人で両方こなせてしまう夢が広がる武器。
シューターの弾を余裕で全部防ぎながら、撃ちつかれた相手をスパッと倒して「きんもてぃいい~」と相手をイラつかせることができるがくちょうの性格にぴったりの一品。
がくちょう愛用!パターンCのお勧め武器!
パターンCは
- フジツボスポーツクラブ
- ガンガゼ野外音楽堂
- チョウザメ造船
- ザトウマーケット
の4つです。
中央が低いM字構造ではありますが、左右が低いA字構造でもあるため、縦には射線が通りますが横に通りません。
ある意味、縦には長射程のダメージロールが強く、横にはアサシンロールが強い構造だと言えます。
長射程が安定させるには索敵と曲射が重要で、裏取りを潰しやすいデバフ系のサポートが強くなります。短射程は中央には居場所がないため、左右を中心に射線に隠れてエリアに関与しつつ、裏取りで後ろに入り込むなどで後衛を崩します。
左右では突発対面や近距離戦が繰り広げられ、中央は射程での牽制し合いになるという2つの展開が同時進行するステージです。
割り切ってアサシンをするなら、バフ系のサポートを援護に左右で戦闘に勝利する。
中央で塗り合いとダメージロールをするなら、長射程を持って裏取りケア用にデバフ系のサポートを持つ。
そのどちらかを選択する必要があります。
第一位:デュアルスイーパー(アサシンロール用)
性能については前述。
MA構造ではダメージ系で遠くから狙撃するか、左右に展開してアサシン寄りに暗躍するかの2択になるが、アサシンを選ぶなら間違いなくデュアルスイーパー。サポート性能が高いため、狙撃をかいくぐりながら索敵能力で敵を見つけ出し、機動力で処理していける。そもそも4つの力全てが高水準のため、採用しない理由がない。
第二位:ラピッドブラスターベッチュー(ダメージロール用)
▶一方的にダメージを与える力
星4.0
射程はチャージャー等の長射程にはかなわないが、パターンCのステージは長射程のポジションが中央から近いため、ラピッドブラスターなら十分に対抗できるレベル。さらに、物陰に隠れた敵を爆風で対応できるため、左右に直線的な射線が通りづらいMAステージにはうってつけのダメージ性能。向こうは身体を出さないと撃てないが、こちらは壁裏にもダメージが通せるため、一方的に削れる点がポイント。射線が通り過ぎるパターンBでは的になりがちだが、パターンCならブラスターの性能が活きるので高評価。
▶味方を強化し敵を弱体化する力
星4.0
ダメージロールとして使える性能を持ちながら、トーピードによって索敵とデバフもできるサポート要素も持ち合わせている。高所はあるが、敵を見失いやすいMA構造において、自動で反応して追尾してくれるトーピードは、索敵から追い打ちまでをセットで実現する非常に優秀な道具になりうる。手前に潜入した敵を発見し、安全な位置から処理できるし、左右の見えないゾーンに投げて安全を確保したり、エリア周辺では敵の後衛の後ろに投げることで射線を切らせることもできる。さらに、戦闘中の味方付近に投げるだけで遠距離から戦闘員を1人増やしたような状況まで作れるため、左右に分断されがちなパターンCにはまさにうってつけと言える。
▶体力を活かしてヘイトを集める力
星3.0
タンク性能は全くない・・・と言いたいところだが、スペシャルがイカスフィアなのでワンチャンスでリスクを取って前に出ることも可能にしている。もちろん前線やヘイトを集めるようなプレイをする必要はないが、パターンCで遠方から物陰にパンパンと爆風を入れ、トーピードで延々と嫌がらせをし、そしてやっと近づいたと思ったらスフィアを吐く。これだけで十分にヘイトを集めることは想像に難くない。その辺はエクスプロッシャーカスタムに似ている。
▶機動力を活かしてキルを獲る力
星2.0
さすがに機動力は高くなく、居場所もバレやすいためアサシンとして起用するのは無理がある。狙撃ポイントが全く安定しないパターンAで起用すると苦労しそうだが、パターンCならある程度狙撃ポイントが安定しているため、割り切ってダメージロールとして起用するべし。
▶瞬間塗り力
星3.5
塗り性能自体は低いが、連射性能がある程度高いため、例えば縦長のエリアなどであればそこそこ綺麗に塗り切れる。さらにイカスフィアがあるため、打開ではイカスフィアをガチエリアの中心で爆発させることでエリアを強制確保するという手段がある。これが実はめちゃくちゃ強いので、この武器の打開の中心ムーブとなる。
▶塗り継続力
星2.5
そもそも塗り合う武器ではないので、ここは捨てるべし。
▶総評
完全な後衛というよりは、中後衛といったポジション。打開で強引に突撃して無理やり爆風でエリアを取り切れるイカスフィアのお陰で、ブラスターながらガチエリアで起用が可能になっている。索敵とハラスを同時に実現できるサブのトーピードのお陰で、射程が負けている相手にもそこそこ戦えるところがポイント。メインの射程や攻撃範囲とトーピードが噛み合っている上に、イカスフィアで保険もかけられるためタイマン性能も高い。パターンCでは無理をせず強ポジから十分に仕事ができるので、見えない位置の敵をトーピードで索敵してメインで削りつつ、無理をしてくる敵を待ち構えて倒そう。イカスフィアが貯まったら多少のリスクを取れるので、前に出て後衛にハラスをしかけたり、味方に寄せてガンガン人数有利を作るような射程を活かしたアサシンムーブができる。ダメージ2枚かアサシン2枚か悩む・・・というパターンCにおいて、両立できる貴重な存在。
強ポジにイモリつつ、トーピードぽいぽい爆風でパンパン。とにかく敵の動きを封殺するのに長けたいやらしさを持つがくちょうの性格にマッチした一品。
※この記事は執筆途中です。
世界で一番詳しくスプラトゥーンを解説しているので、是非上手くなりたい人はツイッターフォローよろしくお願いします↓
コメント