ガチエリアで勝ち続けるための手順のすべて

ガチエリア

この記事では、ガチマッチの中でも「ガチエリア」というルールに特化して、

ガチエリアで勝ち続ける(技術を伸ばし続ける)ための手順

について、ゼロから分かりやすく紹介していきます。

step1:ガチエリアで勝つための2つの能力について理解しよう

まずは、そもそも「ガチエリアで勝つために、どんな能力が必要なのか」という部分について、理解しましょう。

これから紹介する2つの能力について理解できれば、勝てない時に

「勝てるようになるには、自分はどちらの能力を伸ばすべきなのか」

という風に考えて、的確にスキルアップできるようになります。

① 思った通りに動ける能力(キャラクターコントロール)

まず、1つ目の能力は「思った通りに動ける能力」です。

正確に言うと「思った通りにキャラクターを動かせる(コントロールできる)能力」になるため、スプラトゥーン業界では

キャラコン(キャラクターコントロールの略)

と呼ばれます。

これについては、「チーター」と呼ばれる違法プログラムを想像してもらえれば分かりやすくなります。

例えば、自動的かつ瞬間的に相手に照準(エイム)を合わせることができる「自動エイム」と呼ばれるチーターがスプラトゥーンにいたら、どうでしょう?

もしそんなチャージャーがいたら、視野に入った敵を全員倒すことができるため、ほぼ確実に試合に勝てるようになるのが分かると思います。

これは、言い換えると「人間には再現できないレベルの正確さやスピードでコントロールされているプレイヤーがいれば、基本的にはそいつを倒すことはできないし、そいつから逃げることもできない」という事です。

つまり、この「キャラコン」を人間の限界値まで高めていくというのが、ガチエリアで勝つために1つ目に必要な技術であり、実際に世界ランキングに入るようなプレイヤーは「本当に人間か?」と疑いたくなるような正確さとスピードで、キャラクターをコントロールしています。

キャラコン能力の差は、リザルトに出る

では、この「キャラコン」という能力に差が出ると、どういった部分が試合結果に影響するのでしょうか?

例えば、キャラコンがX帯の選手を1名と、C帯の選手が7名で混ざって試合をしたら、何が起こると思いますか?

簡単に言うと、「ある数値」に大きな影響が出ます。

それが、「キルとデスの数値結果(リザルトと呼びます)」です。

サッカー日本代表の選手が1名、小学校の部活に本気で混ざったら「誰もその選手に触れないしボールも奪えない」のがイメージできるように、キャラクターコントロールの能力差が開くと

「誰もそいつを倒せないし、一方的に倒されてしまう」

という状況になります。

結果として、必然的にキルの数は多くなり、デスの数は減るのです。

これは言い換えると、

キャラコン能力が伸びると、リザルトが良くなる

という意味でもあり、これを理解しておくことで、自分に足りない能力が何かを見直しやすくなる効果があります。

② カウントを操作する能力(カウントコントロール)

次に、2つ目の能力が「カウントを操作する能力」です。

カウントというのは、ガチエリアを塗った時に100から徐々に減っていくスコアの事で、これを先に0にしたチームが勝利となります。

この、カウントというものを「操作=コントロール」するという意味で、

カウントコントロール

と呼びます。

(スプラトゥーン業界では、カウントを進めたりする能力を「立ち回り」と表現するケースも多いですが、立ち回りというのは「キルを獲るためのポジショニング」なども含まれるため、逆にあいまいで理解しづらくなるため、使用しません。)

例えば、敵のカウントを止めたい時に止められる。

もしくは、自分たちのカウントを進めたいだけ進められる。

この能力が高いことを、「カウントコントロール能力が高い」という風に表現します。

これも、あなたがもし「チーター」と呼ばれるような魔法の能力を持っていると仮定して考えてみましょう。

もしあなたが「ボタン1つ」を押すだけで、ガチエリアを自分チームのインクで塗りつぶして強制的に30カウント獲得できるとしたら、間違いなくガチエリアで負けることはありませんよね?

もちろん、実際にはそんなことはできないので、カウントをコントロールしようと思ったら、

  • うまくガチエリアを塗ったり
  • 敵に塗らせないようにしたり

という風な、様々な仕事をこなす必要があるわけです。

このような、「カウントを自在にコントロールするために、いつどこで何をするべきなのか」を理解し、それを的確に実行できるようになるのが、カウントコントロール能力の中身になります。

カウントコントロール能力の差は、打開の回数に出る

カウントコントロール能力は、

  • 敵のカウントが進んでいるのを止める能力(打開能力と呼びます)
  • 自分たちのカウントを進める能力(抑え能力と呼びます)

という2つの側面があります。

では、このカウントコントロール能力に差があると、試合結果のどの部分にどんな影響が出るのでしょうか。

それが、「打開の回数」という数値です。

例えば、カウントコントロール能力のうちでも「敵のカウントが進んでいるのを止める能力(打開能力)」が極端に高いプレイヤーがいると、「ガチエリアを取り返せる回数=打開に成功した回数」というのが必然的に増える結果となります。

つまり、同じようにノックアウト負けして100カウント進められてしまった場合でも、

  • 打開能力が高いプレイヤーは、25カウントずつでいったん打開に成功するため、100⇒75で打開成功⇒また進められてしまうが50で打開成功⇒また進められてしまうが25で打開成功⇒最後はノックアウトされてしまう(つまり合計3回の打開回数になる)
  • 打開能力が低いプレイヤーは、100からいきなりノックアウトまで持っていかれてしまう(つまり0回の打開回数になる)

という風に、打開回数に差が出るわけです。

逆に、「自分たちのカウントを進める能力(抑え能力)」が極端に高いプレイヤーは、「ガチエリアを取り返された回数=打開されてしまった回数(被打開回数と呼びます)」が必然的に減る結果となります。

つまり、同じようにノックアウト勝ちして100カウント進めた場合に、

  • 抑え能力が高いプレイヤーは、100カウント一気に進めることができるため、被打開回数がゼロになる
  • 抑え能力が低いプレイヤーは、25カウントごとにいったん打開されてしまうため、100⇒75で被打開⇒もう一度抑えるも、50で被打開⇒もう一度抑えるも、25で被打開⇒やっとノックアウト、という形になったりします(つまり被打開回数が3回と、多くなる傾向がある)

これは言い換えると、

カウントコントロール能力が伸びると、打開回数が増え、被打開回数が減る

という意味でもあり、これを理解しておくことで、自分に足りない能力が何かを見直しやすくなる効果があるのです。

step2:2つのコントロール能力の関係について理解しよう

ここまで、ガチエリアで勝つためには

  • キャラクターコントロール能力
  • カウントコントロール能力

の2つが必要だ、という話を紹介してきました。

では、どちらの能力の方が重要なのでしょうか?もしくは、自分はどちらの能力から伸ばすべきでしょうか?

ここからは、それらを判断するための

「2つのコントロール能力の関係性」

についての話を紹介します。

2つの能力の関係性を理解すれば、どちらにどのタイミングで取り組んでいけば、効率よく勝率を上げられるか?が分かってきます。

キャラクターコントロール能力が基礎である

前述したように、

  • キャラクターコントロール能力は「思った通りに動くための力」であり
  • カウントコントロール能力は「カウントを操作するために、いつどこで何をするべきかを理解し、実行する力」である

と定義できます。

こう定義すると、カウントコントロール能力をうまく実行するためには、そもそもキャラクターコントロール能力が必要という関係性なのが分かりますね。

キャラクターコントロール能力が敵より大幅に低い状態だと、そもそも

「何をするべきか理解していても、敵の動きが速すぎたり、すぐにキルを獲られてしまって、うまく実行できない」

という状況になりがちです。

つまり、ガチエリアで勝利するためには

キャラクターコントロール能力が敵とおよそ同等以上のレベルになっている

という条件を満たすのが、最低限かつ優先的に必要となるわけです。

ガチエリアで勝つための能力の磨き方

さて、ここまでで

  • ガチエリアにはキャラクターコントロールとカウントコントロールの2つの能力が必要で
  • 基礎となり優先的に必要なのはキャラクターコントロール能力である

という話をしてきました。

それを踏まえて、ガチエリアで勝つための「効率の良い能力の磨き方」を整理してみましょう。

それは下記のようなサイクルとなります。

理想的なリザルトの実現率が高くなるまで、キャラクターコントロール能力に焦点を当てて磨く

理想的なリザルトの実現率が高くなったら、リザルトは理想的なのにカウントで負けた試合を録画して見直す

「打開回数が少ない」なら打開能力に焦点を当てて磨き、「被打開回数が多い」なら抑え能力に焦点を当てて磨く、という形でカウントコントロール能力を集中的に伸ばす

2つのコントロール能力が合わさると、勝率が上がって今までよりも上のレート帯で対戦する機会が増えた結果リザルトが悪くなるので、また①に戻る↑

事例:A帯のプレイヤーの場合

上記の「効率の良い能力の磨き方」について、分かりやすいように事例で見てみましょう。

例えばですが、しばらく「ガチマッチのウデマエがA帯」で停滞してしまっているプレイヤーがいるとします。

この場合、まずチェックするべきなのは「理想的なリザルトを実現できているかどうか」になります。

(※理想的なリザルトとは何か?どうやって設定するのか?については、このあと説明します。)

使用武器がわかばシューターだとしたら、あくまでサンプルですが5分間戦った場合のリザルトの目標目安を

  • 10キル(その内、アシストが7キル)
  • 3デス
  • 1800塗りポイント

という風に設定しておき、このリザルトにどれだけ近づけられているか?をチェックします。(1分当たりに直すと、全試合チェックできます)

ここで、もし理想のリザルトと離れすぎている試合が多いなら、

そもそも、A帯で勝つために必要なキャラクターコントロール能力が不足している

という風に自己認識できます。この場合は、当面は「キャラクターコントロール能力」に焦点を当てて課題を設定し、練習に取り組んでいきましょう。

この時、ステージごとに得意不得意なども見つかってくるので、ステージ毎に「どんな動きをすれば、理想的なリザルトに近づくか?」を整理していくのがお勧めです。

ここからしばらくは勝敗や勝率は置いておき、とにかく「A帯の試合なら、理想的なリザルトを高確率で実現できるようになった」という状態をゴールにします。

そして、上記のゴールが実現できるようになったら、次は「リザルトは理想的だったのに、カウントで負けた試合」というのを録画して見直します。

基本的に、ガチエリアのカウント操作は「打開」か「抑え」のどちらかに分類されますので、録画した試合を見直す中で、

  • 打開できなすぎ・・・(打開回数が少ない)なら、打開能力を
  • 打開されすぎ・・・(被打開回数が多い)なら、抑え能力を

という風に課題を切り分けて、自分のカウントコントロール能力の穴をチェックし、また集中的に取り組んでいきます。

キャラコンと同じく、この時にも「ステージによって、抑えが得意だったり、打開が苦手だったり」というのが発見できると思います。

なので、ステージ毎に「抑えの時、打開の時に、どこでどんな動きをすれば、カウントを理想通りにコントロールできるか?」を整理していくのがお勧めです。

上記の手順で、

  • A帯では理想的なリザルトが実現できるようになった
  • 抑えや打開で、カウントを操作できるポジショニングやプレイができるようになった

という2つが合わさってきた時に、必然的にS帯やS+帯に上がります。

すると、S+帯では「今まで通用していたキャラクターコントロール能力が通用しない」という現象が起きるため、また一時的にリザルトが悪くなりますので、また改めてキャラクターコントロール能力に焦点を当てて、練習に取り組む、、、という繰り返しです。

コラム:ガチマッチのレーティングシステムの欠陥について

上記の事例は、ガチマッチというシステムで練習を行う事を前提にしてありますが、そもそもガチマッチというシステム自体が「あらゆるスポーツ種目において、最低最悪の劣悪な練習環境」と呼べるくらい、技術を向上させるのに向いていません。

もし、あなたがガチマッチを頑張っているのにウデマエが上がらないなら、それは「あなた」よりも「練習環境」に問題があるケースが多いです。私はこれまで200名以上の選手の育成に関わってきましたが、良質な練習環境に変わると劇的に伸びる選手が多いため、あらためて今日から「良い練習環境」について考えてみることをお勧めします。

ガチマッチがどのように練習環境として劣悪か、どうすれば良質で上達しやすい練習環境にできるか、などについては、下記の記事も参考にしてください↓

ACYがガチマッチを禁止する理由とスプラトゥーンを最短で上達する方法
この記事では、 アタリメクラブユース(以下、ACY)がガチマッチを禁止している理由と、スプラトゥーンを最短で上達す...

step3:ロールと理想的なリザルトについて理解しよう

これで最後のステップです。

ここまでのステップで、

  • ガチエリアでは2つの能力が必要
  • 「キャラクターコントロール能力⇒カウントコントロール能力⇒キャラクターコントロール能力」という順番で能力を伸ばすのが効率がよく
  • そのために「理想的なリザルトの実現率」「打開回数、被打開回数」をチェックするべし

という話をしてきました。

最後に、「理想的なリザルトってなんやねん」という部分を説明していきます。

個人で実現可能な「カウントコントロール能力」には限界がある

この記事では一貫して

  • キャラクターコントロール能力
  • カウントコントロール能力

という視点で説明をしてきましたが、実は

個人で実現可能な「カウントコントロール能力」には比較的低めの限界値がある

という事実があります。

分かりやすく言い換えると、

  • なんだかんだで4人のチーム戦だから、1人で抑えたり打開したりするのには限界がある
  • だから使用する武器ごとに「このステージは打開の時はここでこんな動きをして、抑えの時はここでこんな動きをするのが強い」という最低限の「決めパターン」をまずは作ってみて
  • あとは実践しながら微調整をするくらいしか伸びしろが無くなる

という感じです。

チーム戦になると、4人の編成や戦術自体を変更できるので無限にバリエーションが出るのですが、個人では「ステージごとの自分の武器の強い打開抑えパターンを見つける」しか無いというのが現実なわけです。

つまり、「カウントコントロール能力を伸ばす」ための具体的な作業や実践内容というのは、

「ステージごとの自分の武器の強い打開抑えパターンを見つけて再現可能にする」

というのがゴールになり、比較的早めに「正解っぽいもの」に到達できる性質があります。

キャラクターコントロール能力をどうやって伸ばすか

さて、ではキャラクターコントロール能力については、どうでしょうか。

カウントコントロール能力と違って、キャラクターコントロールに関しては、事実上「無限」と呼べるような伸びしろが存在します。

記事の前半で「キャラクターコントロール能力が高くなると、リザルト(キルデスの数値)が良くなる」という風に言いましたが、では

  • もっとキルが獲れるようになりたい・・・
  • もっとデスを少なくしたい・・・

という風に無制限に考えだすと、

  • そのためにエイムを良くしなきゃ・・・
  • 潜伏も上手くならなきゃ・・・
  • もっと素早く移動できるようにならなきゃ・・・
  • 索敵や危機管理能力も磨いて・・・
  • できるだけ少ないデスでできるだけ多くのキルを・・・

という風に、際限のない目標を追いかける状態になってしまい、まるで無限にやることがあるように感じてしまいます。

実際にこれを読んでいるあなたも、

自分はキャラコンが悪いし、今より上にいくためには伸ばす必要があると思っている(または誰かにそう言われた)

でも、そのために自分が「何を、どれくらい、どこまでやるべきなのか?」が明確になっていない

という状態ではないですか?

で、よく分からないから

  • とりあえず毎日試し打ちを30分やっている
  • とりあえずガチマッチでたくさんキルを狙っている

というような、(無駄とは言いませんが)非効率的で上達しづらい練習を行っているはずです。

「ロール」と「理想的なリザルト」を意識せよ!

そんなあなたが、これから素早く上達するために意識するべきことが

  • ロール
  • 各ロールにおける理想的なリザルト

という2つの概念です。

まず、ロールという概念については下記の記事も必ず確認してください↓

ガチエリアのロールと立ち回りについて
がくちょうです。 今回は、ガチエリアでの基本的なロール(役割)を紹介し、各ロールにおける立ち回りについて解説してい...

ロール概念は、簡単に言えば

ガチエリアという「スポーツルール」においては、大きく分類すると6種類の「ポジション、役割、仕事」みたいなものがある

という考え方です。

サッカーというスポーツルールなら、フォワード、ミッドフィルダー、ディフェンス、キーパーという大きく4つのポジションがありますよね。

他のあらゆる競技でも、基本的にはチームスポーツでは「ポジション」や「役割」などが分類されており、それぞれで担当するべき仕事や役割が違います。

もし、あなたが「タンクの専門職」に該当する武器を持っているのに、毎日試し打ちを1時間やっているとしたら、それは

サッカーでディフェンス選手なのに、練習の半分くらいの時間ずっとフリーキックを蹴っている

ような状況です。

もちろん、ディフェンスでもある程度の精度の高いキックは必要であるように、タンクロールでも「最低限のエイム」は求められます。

しかし、それは「めちゃくちゃ精密で、瞬間で確実に敵を倒せるレベル」である必要はありません。(それはDPSの仕事です)

針の穴を通すようなパスを出せるけど、守りがスカスカですぐにピンチを作ってしまうディフェンスは、上手いと言えるでしょうか?

それと同じで、タンクならエイム精度よりも

  • 死なずに塗り続けるスキル
  • 敵の注目を引き付けつつ、囲まれる前に引くスキル
  • うまく目立ちつつ、味方のDPSがキルを獲りやすくするポジショニングスキル

などの方が重要で、そういう意識で練習をした方が、試合でも仕事量を増やしやすくなります。

サッカーで、キーパーの選手が1試合の目標リザルトを「得点数」に置かないのと一緒で、

スプラトゥーンにおける理想的な目標リザルトというのは、担当するロールによって違う

という事を理解する必要があるのです。

これが、「ロール」と「各ロールにおける理想的なリザルト」を理解することの意味です。

まずは持ち武器の「ロール」と「理想的なリザルト」を決めよう

では改めて、先ほど紹介したガチエリアの上達サイクルを見てみましょう。

理想的なリザルトの実現率が高くなるまで、キャラクターコントロール能力に焦点を当てて磨く

理想的なリザルトの実現率が高くなったら、リザルトは理想的なのにカウントで負けた試合を録画して見直す

「打開回数が少ない」なら打開能力に焦点を当てて磨き、「被打開回数が多い」なら抑え能力に焦点を当てて磨く、という形でカウントコントロール能力を集中的に伸ばす

2つのコントロール能力が合わさると、勝率が上がって今までよりも上のレート帯で対戦する機会が増えた結果リザルトが悪くなるので、また①に戻る↑

この四つのサイクルのうち、最初の①に出てくる「理想的なリザルトの実現率が高くなるまで」というのは、つまり正確に言うと

自分の使用武器から導いた「最適な担当ロール」にとって理想的なリザルトの実現率が高くなるまで

という風に表現できるわけです。

つまり、まずはキャラクターコントロール能力を伸ばそうとする前に、

  • 自分の使用武器は、どのロールを担当すると性能を最も発揮しやすいか
  • そのロールを理想的に担当できた場合に、どういったリザルトになるべきか

という2つについて、明確にする必要があるのです。

ロールと理想的なリザルトの設定方法

では最後に、ロールと理想的なリザルトをうまく設定する方法についても紹介しておきます。

①メインロールを決める

まずは、使用している武器の「メインロール」を決めます。

大きく「支援ロール」か「攻撃ロール」かどうかを判断するところから始めて、そのあとに

  • 支援ロールなら「タンク・フランカー・サポート」のうち、どれが最適ロールか
  • 攻撃ロールなら「フィニッシャー・DPS・ロングDPS」のうち、どれが最適ロールか

という風に絞り込んでいきます。

この時、明確に1つに決めやすい武器もあれば、どちらとも言えない微妙な武器も出てくるはず。

例えば、「ノヴァブラスター」は塗り力が非常に低く、機動力も低いため、支援ロールはほぼ不可能ですし、攻撃ロールの中でもDPS専門と呼べる武器性能になっています。

これが、同じ射程やキル性能でも「ヒッセン無印」になってくると、クイックボムのお陰で機動力が微妙に高くなり、上手い人はフィニッシャー寄りの運用も可能になってきたりして、分かりづらくなります。

正解は無いので、そういう微妙な場合は「自分がどういうプレイスタイルをかっこいいと思うか」というシンプルな感情で決めてください。

ただ、初心者の頃は、多彩なロールをこなせる武器よりも、1つの専門ロールしか担当できない武器を使った方が、ロールを理解したり実践するのが早くなるのでお勧めです。

わかばシューターで死ぬほど塗って「サポート」ロールをやったり、ホットブラスターで潜伏キルだけ狙う「DPS」ロールをやったり、という感じですね。

 

②理想のムーブをしている実況者や試合動画を見つける

使用武器のメインロールを決めたら、次は

同じ武器で、そのロールとしての理想のムーブができている実況者や動画を見つける

という作業を行います。

例えば、同じわかばシューターを使っていても、サポート寄りのムーブの人と、フィニッシャー寄りの人がいたりして、人によって微妙にロール意識が違います。

もしくは、編成差を見て自分の最適なロールを調整している人もいたりするので、

「この試合は、自分と同じ武器で、自分が目指す担当ロールを完璧にこなしているな」

と感じるような試合を見つけ出す必要があるのです。

 

③それらの試合動画のリザルトを目安に、担当ロールの理想のリザルトを設定する

最後に、見つけた試合動画で「どのくらいのリザルトになっているか」という平均値みたいなものをサンプリングし、

自分の武器で、設定した担当ロールを理想的にこなすと、どういったリザルトになるべきか

という数値を算出します。

設定する数値は

  1. キル数
  2. アシスト数
  3. デス数
  4. 塗りポイント

の4つです。

これが設定できると、「キャラクターコントロール能力」というあいまいな状態から、

  • 自分は理想のリザルトと比べてキル数が3くらい少ないから、あと3キル増えるようなムーブに調整しよう
  • 自分は理想のリザルトと比べて400くらい塗りポイントが少ないから、もっと塗れるようなムーブを目指そう

という風に、具体的な結果を目標にしてキャラクターコントロール能力を伸ばせるようになります。

 

④武器によっては、複合ロールという上位職に「進化」させることを目指そう

まずは、上記のように「1つのロール」に絞って、担当ロールと理想のリザルトを設定するところから始めてみてください。

ただし、武器によっては

  • メインロールはタンクだが、うまく運用すれば同時にフィニッシャーも担当できる
  • メインロールはDPSだが、ギアの調整で試合中にサポートロールにも切り替えられる

などの、複合ロールを担当できる場合があります。

もし、メインロール1種で理想的なリザルトが達成できるようになったら、次は複合ロールに進化させるのを目標にして、改めて

「複合ロールとしてなら、どういうロール設定ができるか」

「設定した複合ロールとしてなら、どういう理想のリザルトになるか」

という2つについて、同じやり方で考えてみてください。

この「上位職への進化」によって、例えばですが

塗って生存してアーマーを吐くだけの「サポート専門職のわかばシューター」

から、

サポートを完璧にこなしつつ、フィニッシャーとしてカバーキルもたくさん獲れる「サポートフィニッシャーという上位職のわかばシューター」

に進化させることができます。

 

ロールに関しては、私が運営する「ACY(アタリメクラブユース)」というチームで、

  • メインロールをちゃんと担当できるか
  • 複合ロールに進化させることができるか
  • 編成を見て複合ロールの比率を調整したり、サブロールに切り替えられるか

などの視点で、武器の性能を最大限引き出すための取り組みを行っています。

そのあたりは、下記記事にも追記していく予定なので楽しみにしていてください↓

ガチエリアのロールと立ち回りについて
がくちょうです。 今回は、ガチエリアでの基本的なロール(役割)を紹介し、各ロールにおける立ち回りについて解説してい...
ガチエリアのロール別武器ランキング
この記事では、ガチエリアで必要とされる6つのロール(役割)に基づいて、 それぞれのロールにおける強い武器ランキング...

 

以上が、キャラクターコントロール能力を伸ばす時の具体的な目標設定方法となります。

まとめ

ということで、本記事では

ガチエリアを上達していくために、どういう視点で目標設定したり、練習したりしていけばよいか

という話を紹介しました。

特にロール意識は非常に重要な概念になるので、

「ガチエリア苦手!よく分かんない!」

という人は、まずはロール意識を持ち、目標とするリザルトを数値で設定してから、それを追いかけるようにしてみましょう。

これだけで、武器の性能が勝手に引き出されるようになり、面白いように勝率も上がるようになります。

なのでこちらの記事は、必ずチェックしてみてくださいね↓

ガチエリアのロールと立ち回りについて
がくちょうです。 今回は、ガチエリアでの基本的なロール(役割)を紹介し、各ロールにおける立ち回りについて解説してい...

 

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